「どんぐりクラブ」が人手不足に直面

2026-08-29 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 夏休みも終わりに近づいた20日午後。須坂市臥竜公園近くの住宅街にある民間の学童保育どんぐりクラブに、元気な声が響いていた。この?第2の家?ともいえる場所で、子どもたちの安全と笑顔を守る支援員が今、人手不足の課題に直面している。手厚い保育環境を維持するため、クラブ、保護者、運営委員会などが人材確保に向け奔走している。
 共働き家庭と子どもたちを長年支えるどんぐりクラブは昭和53(1978)年に設立し、49年目。当時はまだ市内に児童クラブはなく、保護者が協力し合って立ち上げた草分け的存在だ。現在は市内28家庭の小学1〜6年32人が登録する。学区外へは下校に合わせ、スタッフが自動車で迎えに行く。長期休み期間は朝7時半に開所。夜8時まで可能な延長保育は、保護者の実情に合わせて変更を重ねた。
 保護者会長の長野千加代さん(50、坂田町)は「安心して子どもを預け、私自身も正社員として自分らしく働くことがでる。地域と保護者で紡いできたどんぐりクラブを未来へつないでいきたい」。支援員責任者の久保田三和さん(67)は40年以上のベテラン。卒業生が今でもクラブに顔を出してくれるといい「青年期になっても、心の拠り所と感じてくれているようで、うれしいです」と語る。
 放課後児童クラブでは支援の単位ごと放課後児童支援員を2人以上配置する(うち1人は補助員で代替可)ことが国の最低基準だ。現在、どんぐりクラブのスタッフは9人。常勤は久保田さん1人で、うち5人も放課後児童支援員資格を持つが非常勤。他の3人のうち2人が近く資格を取得予定という。働き方もそれぞれの事情で異なる。
 現場を支えてくれる新たな支援員の確保が急務で、「地域の子育てを支えたい、子どもが好きという人が新たに加わってくれたら」と、長野さん、久保田さんは期待する。
 自身も保護者としてクラブに関わってきたどんぐりクラブ運営委員会の竹内健一委員長(67、村石町)は「人材確保のため方々に声をかけている。できるだけのことをしたい」と話す。
 放課後児童支援員は、保育士や教員免許などの資格があれば、最短で取得が可能。ハローワークにも求人を出し、応募を待っている。どんぐりクラブ☎026・248・0611。

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