2026-06-13 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は5日、ふれあい健康センター「湯っ蔵んど」(仁礼町)の土地・建物などを民間事業者に無償譲渡するために実施した公募型プロポーザルで、一般社団法人「MyQOL健幸倶楽部」(長野市)を優先交渉先契約候補者に選定したと発表した。2027年3月末の指定管理期間満了に合わせて譲渡する方針。今後、仮契約に向け協議を進めていく。
同法人はアールエスティ(長野市)、岡田産業(須坂市上八町)、カンバーランド・ジャパン(長野市)の3社で構成する。代表理事はカンバーランド・ジャパンの原田英世社長。現在湯っ蔵んどの隣接地で、トレーラーハウスによる宿泊施設「須坂健康の森RVリゾート」を運営している。
市は、主な譲渡条件に▽温泉事業を5年間継続▽市と災害時応援協定を締結▽健康、福祉、観光・レクリエーション、文化、教育などの分野による地域交流拠点の形成に資する活用―の三つを提示。支援策として一定期間、固定資産税相当額と、温泉事業にかかる設備などの改修や修繕に要する費用を補助する考えだ。
市産業政策課によると、公募型プロポには2事業者から応募があったが、1事業者は5月29日に開いた審査会前に辞退した。契約候補者に選んだ同法人は、▽経営理念、運営方針▽事業内容▽経営の安定性・継続性▽施設の運営・管理体制▽地域活性化の取り組み―の五つの審査項目で評価点を満たした。
同法人は、一帯を「平時は地域振興・滞在交流の拠点として、災害時には地域の支援拠点として機能するエリアへ発展させ、新たな防災まちづくりのモデルケースとして全国へ発信していきたい」としている。
市は仮契約後、市議会9月定例会に無償譲渡に関する議案を提出する予定。
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