2026-05-30 07:00 am by 須坂新聞
須坂市米持町区は通学路になっている区内の市道に、歩行者の安全を確保するための路面標示「グリーンベルト」の設置作業を進めている。地域を守るための自主的な取り組みだ。大人だけでなく、子どもも協力している。
グリーンベルトは、歩道がない狭い道路の路側帯を緑色に塗装した歩行者保護ゾーン。市道路河川課によると、市内の市道では原則市が設置工事を実施しており、地元区が独自に取り組むのは珍しいという。
設置箇所は、市道米持東中学校線のうちの約600m区間(幅員約6m)。通学路の危険箇所に位置付けられている。住民によると、見通しの良い直線のためスピードを出して走行する車も少なくないという。これまで片側には市が設置したグリーンベルトがあったが反対側にはなかった。
区は安全対策の強化を図るため、昨年、既存のグリーンベルトの色を塗り直して標示を分かりやすくした。今年は新たにもう片側にも設置しようと、今月10日から毎週日曜の早朝1時間を作業に充てている。費用は区や個人が負担する。
3回目の24日は区、育成会、PTA支部関係者や小学生ら約30人が参加し、はけやローラーを使って約30?幅に色を塗った。全体の半分ほどまで進んでいる。
井上小6年の上原和真さんは「ローラーで塗るのが楽しかった。また参加できたらいい」。同じく6年の佐藤天音さんは、作業が人気ゲームのようで「面白い」とし、「いつか(塗料が)顔についたのも思い出すかな」と笑顔を見せた。
昨年度の育成会長で設置担当者の山田寛さん(47)は「市に頼るだけでなく、地域でできることはできる限りやっていくことが大切。子どもたちの自負心にもつながっていくのではないか」と話していた。
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