2026-05-23 07:00 am by 須坂新聞
須坂市南原町の普願寺は13日、約280年ぶりに行う本堂の大改修工事に伴い、新しい銅板の鬼飾り(鬼板)を取り付けた。当日は法要・工匠式が営まれ、門徒、工事関係者ら約70人が見守る中、鬼飾りはクレーンでつり上られ、大屋根端に設置。寺を次世代へとつなげていく思いを共有した。
同寺は鎌倉時代(1247年)、埼玉県秩父地方に創建。室町時代末に須坂市日滝地区に移転したとされる。現在の本堂は江戸時代中期(1747年)に完成。約40年前に修繕した大屋根が雨漏りするようになり、耐震も兼ねて2024年から本堂の大改修に着手。鬼飾りは横4m、高さ3m、重さ400km。デザインは上部に「経の巻」の意匠を配し、雲、水を描いて風水害の防止や魔除けの願いを込めている。
設計・監理を担う信濃伝統建築研究所(長野市)の和田勝さん(82)は「鬼飾りは以前の物とほぼ同じサイズだが、鬼の厚さを広げた。これほど大きい鬼飾りは県内外有数。今は赤褐色だが、時間が経つと緑青色に変わって風格が出る」。
業田昭映住職(76)は「皆さまのおかげで鬼飾りが無事設置できた。寺の歴史を新たに受け止め、次世代にバトンタッチする使命がある。200年、300年とお念仏が続くことを願っている」と話していた。工事は9月完成。11月28日に落慶法要を営む予定だ。
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