2026-04-18 04:10 pm by 須坂新聞
須坂市は中小企業DX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援事業の一環として、「DX成果発表会」をシルキーホールとオンライン(ライブ配信)で開き、市内の経営者ら約40人が聴講した。
第1部ではDXで経営改善した企業による成果発表が行われた。マルヤマキャンバス(須坂市北横町)の佐田美幸さんは「省略化・合理化で売上増につなげたいと始めた。DX化で外出中の社員と社内ポータルを通して情報共有できる。生まれた時間は社員のスキルアップに活用でき、売上増につながる。伴走支援は専門家が精度の高い情報を助言するため思い切って挑戦でき発見もあった」と発表。
アゲマツ製作所(須坂市塩野町)の上松達也専務は「紙管理が多く、データ化が必要と考えた。伴走支援は準備段階での方向性や手法について、専門家の助言、相談ができた。DX化により、製品製造の作業時間の可視化、見積精度の向上、見積時間の予実管理が期待できる」と話した。
桜屋商店(須坂市北横町)の柄澤昌利さんは「手描き業務の手間をデジタルで無くすことが課題だった。エクセル導入で、専門家からのアドバイスを受けられる仕組みを利用、不明点が順次解決。各種伝票のひな形を作成、業務が大きく改善。膨大な棚卸し集計業務も省略化。伴走支援は“のび太”が“ドラえもん”を得たように道筋が明確になった。今後は他業種間で連携し新たなサービス、新しい顧客を生み出したい」と発表。
第2部は、伸商機工(須坂市米持町)の宮川岳洋社長、TEMO・JP(同穀町)の小林恵梨子代表、 アシスト(同上八町)の関野秀祐社長がパネルディスカッション。
宮川社長は「100年企業を目指すため、その人にしかできないという属人化をDX診断ツールを使って解消したい。デジタル化でセキュリティ対策も整備したい」。小林代表は「これまで売上、仕入れなどデータ管理が不十分だったが、DX化で見える化が実現した」。関野社長は「DX化で社内業務フローの可視化を進め、選ばれる企業を目指す」などと語った。
同事業は「強みを生かした持続的発展可能な事業実現」を目的に、既存産業の高度化、高付加価値化を目指す。専門家の支援で企業のDXを推進、生産性の向上、経営課題の解決に取り組み、事例発信でDXの普及啓発を図る。共催するフォーバル(東京都)の?木将也さんは「発表会はゴールではなく、ここからが『自走式な経営改善』の始まり。自走とは一人で走ることのみではない。壁にぶつかった時は、いつでも専門家を頼ってください。デジタルを使いこなし、須坂市の産業をさらに力強く、豊かにしていくことを確信している」と結んだ。
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