「すざか市民バス」の一部運行ルートとダイヤを再編

2025-10-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市地域公共交通会議(事務局・市まちづくり課)は10月から、市内を走る「すざか市民バス」の一部運行ルートとダイヤを再編した。生活スタイルの変化に合わせて、全路線(仙仁、米子、北相之島、明徳団地)の市街地エリアの運行を市役所西回りルート中心に変更。通勤や通学、買い物などでの利便性を高めた。
 市まちづくり課によると、これまで仙仁線と米子線の日中時間帯の一部で運行していた西回りルートをメイン化した。市民の移動実態を踏まえ、スーパーや高校を目的地とする利用者のニーズに対応した。
 これに伴い「信州医療センター」〜「臥竜公園入口」間のルートを変更。全便が「信州医療センターロータリー」へ乗り入れする。朝便は上り線のみ須坂駅経由、須坂創成高校前行きとなる。新停留所として「蔵のまち入口」「須坂高校北」「信州医療センター東」を設けた。
 また、明徳団地線と米子線は一部ルートを変更し、新停留所を設置。北相之島線は朝夕と日中の時間帯で運行区間を変更した。
 各路線のダイヤも改正した。高校や仕事の始業時間、長野電鉄との接続などを考慮したダイヤに見直した。
 市民バスは2009年10月から運行を開始。同課によると、利用者数は16年度の112,862人をピークに、18年度までは10万人を超えていた。新型コロナ禍の影響で一時は7万人台まで激減したが、近年は回復傾向。24年度は88,774人が利用した。28年度までを期間とする地域公共交通計画では、利用者数の目標値をコロナ前の94,364人(19年度実績)に設定している。
 同課は「運行経費を維持しながら、できる範囲で利便性を向上させた」としている。
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