2025-08-02 07:00 am by 須坂新聞
社会福祉法人睦会(大島順道理事長)が運営する総合福祉施設「須坂やすらぎの園」(本郷町)は、9月1日まで夏休み中の35日間、やすらぎ児童クラブに通う児童の家庭の希望に沿って「やすらぎ子ども食堂」を提供している。7月28日は、須坂市内と長野市内の8小学校に通う28人のうち22人(1年生〜4年生)が日替わり昼食を食べた。弁当を持参した児童と一緒にお昼の楽しいひとときを過ごした。
やすらぎ児童クラブは2017(平成29)年4月の開所から9年目を迎えている。
やすらぎ子ども食堂は、夏・冬・春の長期休みに子どもたちの栄養バランスを考えた食事を提供している。18年12月に県と市教委の後援を受けて試行から始めて6年半が経過する。開始当初はフードバンクの食材提供を受けた。現在まで法人の地域貢献事業の一環で1食200円(差額補助)で提供。今年春からは政府備蓄米の無償提供も受けている。
この日の献立は焼きそば、ブロッコリーのツナあえ、フルーツポンチ、わかめスープ。
盛り付けは職員4人で対応した。姿勢を正して前を向いて、全員で「いただきます」をしてから食べ始めた。
あらかじめ食べられる量が各自に盛られ、一通り食べ終わったら好きなもののお代わりができた。
お代わりして食べ終わった男子児童に聞くと「まだ食べられる。焼きそばがおいしかった」と答えた。
フルーツポンチの中身を別の男子に尋ねると「ミカン、ナシ、モモ、サクランボ、マンゴーが入っていておいしかった」と答えた。
男女共に各自のペースを守りながら食器の中身がなくなっていった。
小山真由美係長は「家庭では個食になりがちだが、ここではみんなで食べる楽しみがある。管理栄養士の献立だから栄養面も偏らない。嫌いなものでも少し食べてもらえる。職員との盛り付けのやり取りから、自分自身の食べられる量も学んでほしい」と語った。
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