2025-06-28 07:00 am by 須坂新聞
第30回県少年少女柔道チャンピオン大会兼第34回公益社団法人県柔道整復師会少年柔道大会(県柔道連盟主催)は先ごろ、県立武道館(佐久市)主道場で開かれた。競技の結果、小学5年生女子軽量級(40kg以下級)で宮澤彩心(さき)さん(中野市柔道スポーツ少年団、北旭ケ丘町)が、小学3年生女子で宮川桜優(さや)さん(須坂市柔道教室、塩川町)が共に初優勝を飾った。宮澤さんは北信越と県の本年度強化指定選手にも選ばれた。
宮澤さんは決勝戦まで3試合のうち、1回戦と準決勝の2試合を一本勝ちした。準決勝は過去4回負けている中信の選手に内股をかけて倒した。
決勝戦は組み手の巧みな南信の選手と初対戦。相手が先に攻めて有効を取り、宮澤さんは得意の内股で有効を返した。試合時間は3分間。技あり、有効、一本勝ちを狙ったが、最後は判定勝ちで勝利を収めた。
6月21日の取材に宮澤さんは「準決勝では勝てなかった相手に勝ててうれしかった。決勝戦は旗判定で3本とも上がり、やっと勝ててうれしかった」と語った。
県の強化指定選手に選ばれ、今年9月には石川県で開かれる2泊3日の強化合宿に参加する予定という。「内股を返されないようにもっと練習し、技を磨きたい」
柔道は母恵梨さんの影響で年中から始めて7年目。姉、妹と中野市武道館に通い、けいこに励んでいる。
一方、宮川さんは初戦から決勝まで5試合を戦った。準々決勝まで3試合は初対戦の相手。準決勝は長野市の選手。ポイントを取られてから小外刈りで一本勝ち。決勝戦は長野市の選手に有効を取って優勢勝ちした。
須坂市柔道教室のコーチは増田訓雄さんと両角剣さん。6月17日の取材に両角コーチは「5試合とも落ち着いていた。集中し、気持ちの切り替えがしっかりできていた。勝ちたい気持ちが上回ったのか、体の動かし方も違った」とたたえた。
宮川さんは北信3位で県大会に出場した。
同日の取材に「準決勝も決勝も振って技をかけることができた。先生に指導されたことを守ってできた。気合いが入っていて集中できた。次も振って技をかけたい。試合を想定し練習に励みたい」。
宮川さんは年長から始めて4年目。兄、姉とともに須坂市柔道教室に通っている。
今県大会には同教室から小学生男女5人が出場した。優勝者は4年ぶり。同教室生は小学生25人。毎週木・土曜午後7時〜9時に市柔道場(常盤町)でけいこに励んでいる。
なお、県強化指定選手には他に若穂柔剣道育成会から北城れな、佐藤杏(あん)両選手(共に5年生)が27人の中に選ばれた。
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